養豚業 精肉・加工肉販売「厚木ハム」のブランディング





ネーミングから店頭までをトータルデザイン。
ひと味ちがうブランド豚の存在を確立。
創業50年の自社農場を持つ株式会社しまざき牧場の、豚肉販売およびハム・ソーセージの製造・販売部門といえる厚木ハム様。おいしい豚肉を追求し、ハンガリーの食べる国宝といわれる「マンガリッツァ豚」と「デュロック豚」をかけ合わせて生まれた新品種のブランディングにあたりご相談をいただきました。
元々は、「マンガリッツア豚」という豚を輸入して生産販売されており、脂にうまみがあるとプロの料理人の間でもとても好評だったのですが、より日本人に好まれる豚肉をと品種改良に取り組まれ、やわらかくてジューシー、きれいな赤身と脂のバランスを持つ豚の生産に成功されたとのことでした。
ただ、どのような名前でどのようにPRしていくかを悩まれていました。お話をお聞きしして印象的だったのは、日本のブランド豚のほとんどが、実は、飼料や飼育環境の違いだけでブランド登録されていて、味の8割を決めると言われる「品種の掛け合わせ」で生まれてきた、真のブランド豚と言えるのは少ないということ。いかに独自性を出し、質を伝えられるネーミングができるかを考え、ご提案した数十案の中からお選びいただいたのは「贅豚(ぜいとん)」。「よく耳にする“〇〇ポーク”のようなものではないオリジナリティがあり国産ということがわかる」「“贅”という漢字があることで、贅沢なもの、ひと味ちがうものであることがわかっていただける」「一般的な豚肉のおおよそ、1.5倍~2倍の値段になるのですが、その質もしっかり伝えられ、コミュニケーションが早くなった」とのお話をいただきました。
一般の消費者の方、レストランの方も、インターネットで検索して見つけたとHPからの問い合わせも多いとのことで、パンフレットやパッケージのシールなどもあわせて、「贅豚」の世界をしっかり伝えられているともおっしゃっていただいています。「晴れの日」の食卓にのる豚肉でありたいとおっしゃっている、この「贅豚」。本当にごちそうにぴったりの食材です。
厚木ハム「贅豚」Webサイト
https://www.zeiton.net/